ドメインはSEO対策にとって非常に効果的な要素のひとつですが、新規ドメインと中古ドメインのどちらを取得するのがいいか、迷ってしまう方も多くいらっしゃいます。
新しい事業やプロジェクトをはじめる際に、それに合わせて新規ドメインを取得する場合があります。
ドメインエイジが0の状態からスタートすることになる新規ドメインは、一般的に検索表示順位が上がりにくいという傾向にあります。
当然、一からリンクを構築していかなければいけないので、検討・作業の時間を多く取ることが必要になります。
中古ドメインには、もともと運用されていた過去の履歴が、そのまま資産としてWeb上に眠っていますので、うまく利用することでSEO対策にとって効果的に働きます。

中古ドメインって何?新規ドメインとの違いは?

中古ドメインについて考える男性中古ドメインは、その名の通り、かつて利用されていたことのある、期限切れのドメインのことです。オールドドメインと呼ばれることもあります。ドメインが期限切れになると、そのドメインは解放されて誰でも取得可能な状態になります。

中古ドメインには、いくつかの特徴があります。
Googleの検索エンジンは、そのドメインがいつ頃から使われているのかを検索表示順位を決める評価項目のひとつにしています。運営期間が長ければ長いほど、信用のおけるサイトとして評価が高くなる傾向にあります。
そのため、作られてまだ短い時間しか経っていない新規ドメインや比較的新しい中古ドメインよりも、運営されてきた実績のある古いドメインの方が評価されます。
運営期間は、どうしても待つ以外に稼ぐことができないものですので、ドメインエイジが古いドメインは、それだけの時間の重みをサイトとしての価値に転換できる貴重なものであるといえます。
Googleは、クロールした過去の履歴を情報として持っています。
新しいドメインでサイトを運営しはじめた場合、当然いままでに存在していなかったドメインが生まれるということになり、そのため検索エンジンに認識されるまでには時間がかかります。
中古ドメインの場合は、過去にインデックスが作られたことがあるので、巡回する検索エンジンに素早く見つけてもらうことができます。
検索表示結果の上位を目指す場合、もちろん他の事情によっても異なりますが、中古ドメインを利用した方が数ヶ月近く期間を短縮できることもあります。

ページランクとは

また、Googleの独自基準で算出される0から10までのランクが各Webページに与えられており、かつてはページランクとして外部に公開されていました。
ページランクはSEO対策にとっての重要な指標となっていましたが、現在ではユーザーはどのような手段でも見ることはできません。
しかし廃止されたわけではなく、Googleの検索エンジンの内部で、検索表示順位を決めるための重要な指標となっています。
中古の場合にはこのようなページランクも引き継ぐことができ、もともとのランクが高ければ高いほど良質なサイトとしてGoogleに認識されます。
その理由としては、古いドメインがいままでに受けてきた被リンクも、そのまま引き継がれているためです。被リンクが多いドメインほどドメインパワーがあり、Googleには評価されるので、価値は高くなっています。
適切に運営され、重度のペナルティの過去などがないドメインを使えば、SEO対策には非常に効果的です。こちらも、新規ドメインで一から作っていく方法では、被リンク環境をすべて慎重に検討し、丁寧に作り上げていくことになります。
このようなメリットのある中古ドメインですが、メインサイトだけでなくサテライトサイトで使用することでも効果を発揮します。
IP分割された違うドメインを簡単に、かつ多く取得することができるため、メインサイトにとって利益になる被リンク数を増加させ、良質な環境を構築していくことも可能になります。

中古ドメインを取得してみよう

中古ドメインを取得・購入するには、いくつか方法があります。

優良なドメインは期限切れになる前からSEO業者や投資家などが目をつけています。
一斉にドメインがリリースされる際に取得できればいいのですが、個人の力だけで良いドメインを手に入れるのは非常に難しいことです。実際に、多くのドメインが専門業者によって獲得されています。
そのような場合は、バックオーダーに対応している業者に依頼することで、取得率が大幅にあがります。期限切れになる多くのドメインがサイト上にリストアップされているので、自分で調べる手間もかかりません。
取得が成功した場合にのみ、手数料やドメイン費を払うことになります。相場は数千円ほどで、比較的費用が抑えられますし、自分の望むドメインを手に入れやすい方法といえます。
注意点としては、自分でドメインの被リンクを査定しなければいけない場合が多いという点です。
被リンク数や参照ドメイン数、参照IP数などが分かるサイトをうまく利用して、被リンクの数だけでなく、良質な被リンクが多いかどうかもそこから見抜いていく必要があります。

ドメイン査定のリスクを取りたくない場合は、信頼のおける中古ドメインの販売業者から購入すると、ペナリティを受けるリスクは減ります。
過去の運営期間に手動ペナルティがないものだけを販売していたり、被リンク数や独自のランク付け等を公開している業者も存在します。
費用は、人気のないものであれば数十円、良いものであれば数万円かかりますが、この場合はドメイン査定のために時間を割く必要がありません。その時間で被リンク構築など他のSEO対策を実施することができます。

中古ドメインの販売業者情報

中古ドメインの取得方法が分かったら実際に販売業者から中古ドメインを取得してみましょう!
中古ドメインを取得する

ドメインオークションで探す

更に、珍しかったり貴重だったりするドメインを狙う場合は、ドメインオークションを利用するのもひとつの手です。たとえば、通常のオークションサイトでもドメインの出品があります
ここでは、SEO対策に効果が期待できる有名な文字列を含むドメインや、とても短いドメインなどがよく出品されています。
個人間でのやり取りが主になりますが、転売目的の業者も多く、プレミアものであれば数百万円を超える値が付くこともよくあります。この場合は、自分でドメインの質を調べなければいけないことがほとんどです。

ドメインだけを専門に出品しているオークションサイトもあります。
ドメインエイジ、ユーザーからの信頼度や運用期間の長さ、ページ数やアクセスの多寡、主要なアンカーテキスト等の詳細な情報がドメインごとに記載されているサイトを利用すれば、購入時の情報収集にも役立てることができます。
教育関係や政治関係などに被リンクされているかどうか一瞥で分かるサイトもあり、SEO対策を考えるうえで魅力的です。
他の方法と同じく、ドメインのランクによって費用が変わってきます。数千円から数十万円がもっとも多く、ときには百万円を超える場合もあります。

ドメインのどんな部分を重視するかによって方法を選択することができると、中古ドメイン選びで失敗することは少なくなります。慎重に下調べをした上で選んでいくことが重要です。

SEOに有利な中古ドメインの利用目的

アフィリエイトサイトは、中古ドメインの利用目的としては抜群に相性が良いといえます。
アフィリエイトサイトはもともと、運営するだけでコストがかかりやすいサイトです。
レンタルサーバー代だけでなく、コンテンツやデザインを外注する場合にはその費用もかかってくるので、早期に具体的な成果を出すことを望む方も多くいらっしゃいます。
サイトのキーワードに沿ったコンテンツ内容が充実していても、最初のうちは検索表示順位も上がりにくく、コストを回収するには長い目で見ることが必要になってきます。
そこで良質な中古ドメインを使うことによって、最初から検索表示の順位を高くすることができますし、新たにコンテンツを追加した際にも、インデックスが作成される速度もはやくなります。
アフィリエイトサイトは閲覧数が直接収益に関わってくるので、時間のロスを避けたいと思うのは当然のことでしょう。
スタート地点からSEO対策ができる中古ドメインを利用するのは、アフィリエイトサイトにとって非常に効果的な手段といえます。

中古ドメインをECサイトに利用する場合、競合サイトが多いときには検索順位で上位に立つことができるので役立ちます。
注意点としては、ECサイトを長く運営していくと、ページ数が膨大になる場合があります。
技術が必要になってきますが、そのドメインがもともと潜在的に持っていたページやキーワードをうまく使っていくことで、ユーザーの目に止まる回数は増えていくでしょう。
また、ECサイトをすでに運営している場合でも、メインサイトとしての利用ではなく、サテライトサイトとして中古ドメインを使い、発リンクを飛ばすことも効果的です。
商品の口コミを紹介したり、トレンドの情報を更新したりといったように、継続的に運営できるようなコンテンツを含んだサテライトサイトであればGoogleには高く評価され、メインサイトの有用な被リンク増加にもつながります。
メインサイトとサテライトサイトが価値を相互に高めあうので、SEO対策には充分な力を発揮します。

ドメインパーキングとして利用する

良いドメインを持っているけれどもまだ利用目的が思いつかないという場合は、ドメインパーキングとして利用することもできます。
ドメインはただ維持するだけでコストがかかってしまうものですが、ドメインパーキングを利用することで更新料金等に収入をあてることが可能です。
ドメインパーキングにおいてもっとも期待できるのは、ドメインの直接入力によるトラフィック(タイプイントラフィック)です。
そのため、世界中からアクセスされうる英語のドメインを持っている場合、特に効果を上げることができます。
現状、国内でのドメインパーキングでは多くの収益を見込めませんが、何よりも重要な資産であるドメインを眠らせておくことなく運用できるので、有益なコスト対策になりえます。

中古ドメインはさまざまな利用目的に使うことができます。特に過去サイトの被リンクの質がいいものは、メインサイトとして利用する場合でも安心して利用できるので、SEO対策に活用することができるでしょう。

中古ドメインの運用履歴について

Internet Archiveを利用することで、中古ドメインの過去における運営履歴を把握することが出来ます。
Internet Archiveとは、インターネット上に公開した記事を保存するサービスで、そのページを削除した後でも閲覧することが出来るのです。
2001年にサービスが開始し、1996年以降に公開してから、多くのページを保存しています。Internet Archiveのサイトにアクセスすれば、その情報を無償で見ることが可能です。

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なりすまし詐欺には気をつけろ!

中古ドメインはSEO対策に有効なことから、運営歴が長いものは高値で売買される傾向にあります。中古ドメインは運用者にとって販売促進に活用できるというメリットがあります。
ただなりすまし電子商取引サイトと呼ばれる偽サイトを作って詐欺などの犯罪に悪用されるリスクがあり、被害に会ったという利用者が増えているので注意が必要です。
偽のオンライン店舗は、2014年の半年間だけでも確認されただけで5400店舗あり、消費者だけでなく運用者にも大きな支障を与えているのが現状です。

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被リンク対策は効果ある?

SEO対策の重要な要素のひとつである被リンク対策に、中古ドメインの使用は有効です。その効果を最大限に発揮するためには、質の良い中古ドメインを選ぶ必要があります。
質の良い中古ドメインとは、運用履歴が長く、コンテンツが優秀なサイトで、自然な被リンクの獲得数が多いもののことを指します。
ユーザーにとって価値のあるサイトであれば、ドメインパワーも強く、上位表示されやすくなります。

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